自分だけが損してる / 被害者意識

最近の私のクリアリングテーマは「自分だけが損してる。」

前々からこういう傾向が自分にあるのは気づいていましたが(もっと前は、本当に自分が損していると信じていましたが・・・苦笑)、最近このテーマが日常のあちこちから浮かびあがってきて、一つのかたちになりつつあります。

一つ一つは小さなことで、後から冷静に考えると逆ギレorやつあたりですが、その瞬間は感情に翻弄されてしまうのです。

「自分だけが損してる。」とは、一体どういう感情なのでしょうか?一言でいえば被害者意識です。では、被害者意識とは何なのか。

すべての感情問題は、私達の現実を難しくします。客観的にみれば、いいことは一つもありません。それでも私達は感情問題をそう簡単に手放すことができません。そこにメリットがあるからです。愛をもらえるように錯覚できるのです。幻想ですが。

被害者意識をもつメリットは、自分が主役になれる、楽できる、無責任でいられる、人に愛を与えなくてもいい、など。どうでしょう?こういう人と仲良くなりたいでしょうか?一般的には、こういう人は人から好かれないし愛されないと思いますが、感情問題にどっぷり浸かっている本人だけは、そのことに気づけません。メリット(本当はデメリットですが)も自覚していません。ただ一人でぐるぐるして、被害者でありつづけるのです。

そもそも、この世界は誰かが得をして誰かが損をするようには出来ていません。魂の個性や学びのテーマは人それぞれなので、物理的な事情や境遇は違えど、発したものが返ってくるという意味ではきわめて平等な世界です。自分がアンフェアな世界観をもっていれば世界はアンフェアになり、意地悪なエネルギーをもっていれば意地悪な世界を生きることになるのです。

「自分だけが損してる。」という感情が出てくるものの、果たして本当に私は損しているのだろうか?と過去の人生を振りかえると、しっかり得している部分も多いのです。そういう自分の強かさはなかったことにして「損してる。」という結論に無理やりもっていくのは何故なんだろう?何がしたいんだろう?このエネルギーはどこから来たんだろう?

掘り下げたところ、このエネルギーは母からの貰いもので「愛がもらえなくて拗ねる、拗ねてアテンションを得ようとする、アテンションを得るために被害者の立ち位置をキープする。」というパターンからくるものでした。

相手の愛を受けとらず、「自分だけが損してる世界」にいることで、アテンションを求める。でも絶対に相手の愛を受けとらないので永遠にドラマが終わらない・・・このややこしいループのはじまりは、「得られなかった。」という感情でした。

欲しくても得られなかった、でも本当は欲しかった。この感情を感じるのはつらいので「どうせ誰も助けてくれないし!」と被害者になることを選んだのです。本当はそんなことしないで素直に生きたほうが愛のある世界を生きられるのに、感情問題って本当に厄介です。

 


クラス・セッションの日程は個別に予定を伺って調整しています。ご興味のある方はこちらまでご連絡くださいませ。

 

 

 

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