エネルギーワークで人のエネルギーをみるときは、まず大きく二つに分けてみます。
一つは生まれ持ったエネルギーの性質や魂年齢の違いによる傾向です。
もう一つは親からの貰いもののエネルギー(＝感情問題)です。というとネガティブに思われるかもしれませんが(そして実際に感情問題はネガティブな現実をつくりだしますが)、クリアリングを重ねると、その問題を通して何かを学び成長するために私達が今この自分として生まれてきていることがわかります。
貰いものの感情にも個人差があります。これまで多くの人の前世をみてきて感じるのは、魂の経験が浅いうちは恵まれた平和な環境でポジティブな感情を学ぶことが多く、人生を重ねるごとに魂の欲求も学びも深みを増すということです。
これは人の一生に通ずるものがあります。多くのこどもは基本的には大人や社会に保護されて育ちます。ヤングソウルの人は打たれ弱いので、客観的にみれば大変ではない状況でも本人は大変だと感じていることが多いですが、これもこどもと同じですね。同じ場所で同じ時間を共有していても、こどもと大人はまったく違う世界をみています。
なので、表面的な事実や出来事だけをみて「あの人の人生は自分より平和」「自分は恵まれていない」などと思うのは意味のないことです。魂の年齢も性質もそれぞれ違うので、学びのテーマが違うだけなのです。
誰でも過酷な学びは避けたいものですが、その学びの大元にあるのは自分の魂の成長への欲求です。それは赤ちゃんが自発的に歩きはじめるのと同じくらい自然なことであり、誰にも止めることができないものです。
時々とても念の強い人がいます。念の強さは基本的には生まれつきです。こういう人は願いが現実化しやすく、引き寄せる力も強いです。ですが自分の感情問題やエネルギー状態によってはネガティブなものも強く引き寄せるので注意が必要です。
エネルギーの基礎や仕組みを学ぶと外的なエネルギーからの影響を受けにくくなります。個人差はありますが、それまで無防備に他人のエネルギーを取り込んでいた状態から、一枚の膜を隔てて自分のエネルギーが安定しやすくなるイメージです。
有害な波動から身を守れるようになるだけでも生きやすくなると思いますが、エネルギーワークの最終的な目標はそこではありません。エネルギーのクリアさは、念の強さや感受性の高さとはまったく別のものです。
「これが私の人生だ」とすっきり気持ちよく生きるにはエネルギーのクリアさが不可欠です。そしてエネルギーのクリアさには、学びと成長が不可欠です。
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