KABK(ハーグ王立美術学院) 芸術が爆発してて最高です
夕方、ヨガスタジオで足に小さなガラスの破片が刺さっているのに気づいた。今朝こどもが割ったガラスのボウルだろう。ほんの少しだけチクっとするけど、まぁそのうち出てくるだろうと気にならなかった。そして、この違いなんだよな、と思った。
小さな痛みや違和感でも、大変なことになったらどうしようとか、なんでこんなことに?と思うとどんどん自分が乱れていく。まぁ大丈夫だろうという自分の直感、自分の肉体への信頼、万が一悪化したらそのときに対処すればいいやという心のゆとり。この違い。
社会や人間関係の中で、こういう小さな引っかかりから軸を失う人は多い。心の安心・安全を知らない人たち。すぐに傷ついて、自分の世界に閉じこもる。健やかな心は傷つきにくく、もし傷ついても回復できる力がある。いつだって、自分を傷つけるのは他人ではない。元々自分が持っている劣等感、絶望感、孤独感が他人によって引き出されるだけ。
先日、ウイグル強制収容所の動画をみた。あまりにも酷い。なぜこんなことが起こるのか。心が苦しくなる。まったく他人事ではない。同じ人間として、同じ地球に住む仲間として、もっと知って学びたい。人の悲しみの上に幸せはない。人の幸せとともに、幸せはある。
地域でボランティア活動をしている人に、こどものいじめについて学ぶプロジェクト(?)を手伝ってほしいと言われた。感じるものがバンバン溢れでてきた。
いじめについて、私達ができることはたくさんある。
いじめられたらこう言い返しなさい、こう対処しなさいとこどもに伝えることや、こどもがいじめられた経験を持つ親達が「いじめっ子って嫌だよね」と愚痴ることは、わりと一般的だけど、こういうことをしているといじめと縁がきれない。
悪口、愚痴が蔓延している家、表現はしなくても大人が恨みつらみを抱えている家の子は、いじめに巻き込まれやすい。対策としては、大人のネガティブな感情をケアするしかない。
親から愛をもらえなかった子、心が荒んでいる子は、もう何の救いもないわけではない。ほんの一瞬の、一筋の他人の愛が光になることもある。誰かを救うこともある。私達一人一人が愛を持つこと、愛の純度を高めること。その愛を伝染させていくことが大きな力になる。
個人差はあるけれど、誰もがトラウマを持っている。トラウマを感じそうになると、怒ったり、頑固になったりして、心が動かなくなる。心が動かなくなると愛が出なくなる。人を信じることが難しくなる。トラウマを受け入れて向き合うことは何より重要。そこからしか愛ははじまらない。愛は本来、どの方向も向いていない。自分も他人もすべて優しく包んでくれる。そうではないものはすべて偽物。
【お知らせ】7月中旬〜8月中旬に一時帰国します。都内にて、対面セッション・クラスを開催します。ご希望の方は個別にご連絡ください。
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