あけましておめでとうございます。
気づけば3ヶ月以上もブログを書いていなかった・・・!のですが、おかげさまで仕事もプライベートも忙しく元気に過ごしております。
私が住んでいるオランダは先月からハードロックダウン中で何かと制限はあるものの、なんだかんだで楽しく平和な毎日です。
今日は、影響力とコントロールについて書きます。
例えば、人の目が気になってしまう、誰かと話したときに「変なことを言って傷つけてしまったかもしれない」などと後悔する、心配になるなど。一般的には「気にしすぎ」と言われるようなことは、「自分には影響力がある」という思い込みが原因であることが多いです。
人前に出たり、誰かと会話したりすれば、もちろんお互いに影響を与え合います。ときには大きな影響を与えたり受けたりすることもあるでしょう。
ですが、影響力の問題のある人は「自分の存在や発言によって、相手の感情をコントロールできる」という考え方をベースに物事をみています。これを自力で自覚するのはほぼ無理だと思います。私もそうでしたが、この手の課題のある人は現実も感情も自分に都合よく変換して解釈するので、自分の根底にある感情に気づけないからです。
影響力の問題は、境界線の問題でもあります。仮に、AさんがBさんから影響をうけたとしても、それはAさんが自分の心に響くものを自分で感じとったからであり、Bさんが「Aさんの心に響かせた」わけではないのです。
「こう思わせたい」「相手の気持ちを動かしたい」などの意図があると、その人のエネルギーは濁ります。人の目や気持ちが極端に気になるのも、実は同じエネルギーです。「自分は見られている」「相手の気持ちを動かせる」という前提があるから気になるのです。突き詰めていくと、これはコントロールの問題です。「人の気持ちをコントロールできる」という、間違った思い込みです。
この問題がある人は、幼少期に家庭内で自分の影響力がなかった人、自分のコントロールを親に奪われていた人です。
自分の気持ちや考えを聞いてもらえなかった。または、表面的には聞いてくれたけれど心を傾けてもらえなかった。何かを選ぶときに自分の意志を尊重してもらえなかった。尊重してくれているように見えても無言の圧力があった、など。
こういう環境で育ち、そこで親のエネルギーを貰った人は、大人になってからもずっと自分の存在が不確かです。その不確かさを解消するためにコントロールのエネルギーが出てくるのですが、コントロールは純度の低い、重たいエネルギーです。重たいエネルギーを自分の中で発酵させて外に発している状態なので、人生がどんどん苦しくなります。
エネルギーワークでの解決方法・クリアリングの第一歩は、自分のエネルギーを自覚すること。簡単ではありませんが、しっかりと自覚して腑に落ちればエネルギーは変わります。
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