なんでわかってくれないの? 相手と自分の気持ちを統一したい

最近の上級者のクリアリングで「相手と自分の気持ちを統一したい」というテーマがよくでています。

統一というと奇妙かもしれませんが「なんでわかってくれないの?」とか「こうしたほうがいいのに」とか、そういう感情です。誰にでもありそうなものですが、これが拗れると強烈なコントロールになります。

自分の世界観と相手の世界観を統一したい、または同じにできると思い込んでいるということですから。全体主義ですね。本当はそんなこと絶対に無理で、だからこそ私達はお互いを思いやって尊重し合わなければならないのです。

こういう話をすると思考ベースで「わかります。」という人は多いのですが(以前の私です…)、そういう人に限って事の重大さをわかっていません。

そのエネルギーがどれだけ自分を孤独にしているか。気づいたら背筋が凍るほどだと思います。

エネルギーを勉強しなくても、誰でも「この人は言いたいことを言うだけでこっちの話を聞いてない」とか「聞いてるようで聞いてない」とかはわかるものです。どんなに気をつけていても見抜かれます。気づいていないのは自分だけです。

統一したいエネルギーをもっている人は人と深い関係が築けません。でもそういう人に限って「私は人の話をよく聞くほう」「人間関係は大丈夫」なんて思っていたりするのです。

このクリアリングでも最初の壁は自分のエネルギーを自覚できるかどうかです。自分に目を向けず表面的な利益不利益にこだわっていても何も変わりません。

引っかかりを感じるのなら自分のエネルギーに目を向けましょう。相手の問題ではありません。原因は自分にあります。

以下は自覚できている人へのヒントです。

統一したいエネルギーをもっている人は、親に統一させられてきた人です。(と書くとちょっと被害者っぽいですかね…そういう意味ではありません。)

親の世界に取り込まれて、自分の存在を尊重されたことのない人。例を二つ紹介します。

・親に統一されることを盲目的に受け入れていて、それが愛だと信じているパターン。親の言いなりになっていれば認めてもらえる、可愛がってもらえるケースです。親子の相性が悪くなく波風が立たなければ揉めることもなく、ある種の充足感もあるかもしれません。が、こういう人は外の人間関係で問題がでてきます。親子だけの閉鎖的な世界では平和が保たれます。

・親に疑問を持ったり反発したりするものの、最終的に許容してしまっているパターン。念が強い人に多い「一生反抗期」なパターンです。親のエネルギーに根負けしているのですが、なぜ根負けしたのかといえばそれが正しいことだと思い込んでいるからです。こういう人は人を根負けさせようとする傾向もあります。そしてそれが正しいことだと思い込んでいます。

統一したいエネルギーがある人はまだ親の世界にいる人です。今も親にコントロールを預けているのです。親と距離をおいていても、親が亡くなっていてもエネルギーは関係なく影響します。

こどもの頃、親の世界に自分の存在がなかった(or軽かった)から、どうにかして存在するために親の世界に入ろうとしたのかもしれません。必死で親に合わせたのかもしれません。

このクリアリングで気づくべきは「それは親の世界の話である」ということです。親の世界が全世界だと勘違いしているのです。親の信者になってしまっているのです!カルトみたいなものですね。

現実の引っかかりはクリアリングの大きなヒントです。エネルギーを辿っていけば必ず源流に行きつきます。


開催予定:

上級者クラス   5月14日(金)  6月11日(金)13日(日)

レベル1クラス 5月18日(火)25日(火)

レベル6クラス 5月27日(木)

※クラスはリクエスト開催です。残席があるクラスのみこちらで告知しています。

エネルギーワークのクラス・セッションにご興味のある方はこちらからお問い合わせくださいませ。

 

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