こどものピアノの発表会でした!写真は会場のお庭です。
私はこどもの頃から音楽をどう聴いていいかわからなかったのですが(音楽だけでなく芸術全般において何かを感じることができなかった。)エネルギーの勉強をはじめてからはすごく楽しめるようになりました。
その人のエネルギーが躍動してどんどん外に広がって伝染していくような演奏が好きです。同じピアノなのに、演奏する人のエネルギーがそのまま音になっていて、一つ一つの人生の奥行きの深さに心から感動します。輝きのない命など一つもないのです。
以前の私はなぜ感じることが出来なかったのだろう?
でも感じられないわりに感性をつかうことが得意で学生の頃は絵や文章で賞をもらうことが多かったです。
思い出すのは、両親どちらもお芝居や音楽その他の芸術全般が大好きで、私も幼少期から芸術に触れる機会が多かったこと。親は「私はこう感じる。」という自分の感じ方をしっかり持っている人達だったこと。
ここまではいいのですが、両親には自分の世界観を押しつける、他の感じ方を認めない…などのコントロール問題があり、もし私が「私はこう感じる」と言って、否定されたら傷つく。自分の感じ方は受け入れてもらえないと悟ってから感じるのを止めたのでした。
自分の感受性に蓋をして、なかったことにする。これは実は親への愛でもあるんです。
親が好きだから「窮屈だけど合わせとこ。」となるわけで、親がどうでもいい存在だったら否定されても意見が合わなくても痛くも痒くもないはずなので。
今思うと、私は親から否定される可能性のある「芸術についての感想」は感じられなかったけれど、自分が何かを創作するときは自由に感性を解放できたのかなと思います。
感じるのが苦手な人=鈍感な人ではなく、何か理由があって感じなくなっているだけで、実は感受性が強い人ということは多いです。
感受性が強い人はネガティブなものも強く感じます。それに耐えられず、早々と感じるシャッターを閉めて思考の世界にいく人はたくさんいます。
体に症状が出やすい人、人生のトラブルが多い人、感情のアップダウンが激しい人は感受性が強い人です。
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