コントロールについて

(先週の朝焼け。)

今日はコントロールのエネルギーについて書きます。

クラスやセッションで個人的な問題を掘り下げていくと殆ど必ず出てくるのが、コントロールの問題。

うまくいかない現実や悩みの根底にはコントロールの問題があります。

エネルギーの基本として「自分のコントロールは自分で持つ。他人(または自分以外のもの)のエネルギーは奪わない。」という法則のようなものがあります。

厳密にいえば「他人のコントロールは奪えない」のです。

人の気持ちや行動を自分の思いどおりにすることはできないし、思いどおりにしたいという発想そのものがズレています。

コントロールのエネルギーをもっていると、どんどん現実が大変になります。

自分以外の誰かや何かに期待せざるを得ないので、逆に自分の人生のコントロールがとれなくなっていきます。

コントロールを別の言い方でいえば、軸。軸がブレている状態。そこに大きく関連しているのが自分への信頼です。

自分はこうしたい、こう感じる、としっかり直感を感じて、直感を感じる自分を信頼できていれば、自分の人生をしっかり歩むことができます。

コントロールを自分にもって、自分を信頼できている人は、人のコントロールを奪おうとしません。

仮に自分の思いどおりにいかない現実があったとしても、ありのままを受けいれて、また前に進むことができます。

現実に問題や不満があって、自分以外の誰かや何かに原因がある、自分以外の何かや誰かを変えたいと感じるのなら、それはコントロールの問題です。

エネルギーに歪みが生じていて、ありのままの現実をみられていない状態です。そのままの状態がつづくと、現実が自分の望みとは別の方向に(多くの場合は、最も望ましくない方向に)進んでいきます。

(Westbroekparkにて。最近はオランダ人の友人も増えてきて、週末は大抵にぎやかに過ごしています。)

例えば「地球に飽きたから、地球が嫌だから、別の星に住みたい。違う星に引っ越したい。」と本気で思う人はおそらくいないのではないかと思います。地球に住む人間の状態のまま、違う星に気軽に住むことは今のところ不可能ですよね?

「自分以外の誰かや何かをコントロールしたい」と思うことは、他の星に住むことと同じくらい不可能なことが「できるはず」と思いこんでいる状態です。

コントロールのエネルギーがあると、周囲のエネルギーは強く反発します。人間関係や現実がスムーズにいかなくなります。

もちろん、ときには「誰かや何かのコントロールができた」と感じるような出来事もあるかと思います。

それは、あらかじめ自分が決めた枠のようなものに現実がぴったりとハマるような感覚で、ある種の高揚や幸せを感じることもあります。

ですが、それがコントロールのエネルギーであるかぎり、本質的には満たされないのです。

ひとつコントロールがとれたと思ったら、また不満がでてきて別の何かをコントロールしたくなります。

そういう生き方はすごく労力がかかって消耗しますし、自分もまわりもそのエネルギーに翻弄されます。

(Museum Voorlindenにて。)

自分にコントロールをもって自分を信頼できていると、現実は必ずスムーズに進みます。

「何の問題もおきない」「願いが絶対に叶う」というわけではなく、問題を問題だと感じなくなるし、「願いを絶対に叶えたい」という発想がそもそもなくなるのです。目的そのものが変わるのです。

エネルギーがクリアになれば大抵のことはうまくいきます。どんなことでも。

ですが、エネルギーがクリアになると、うまくいくことが重要ではないことに気づきます。

だって結果は結果でしかないから。大事なのは今の現実をしっかり感じて生きることです。

しっかり感じて生きていれば、穴のあいたコップに水を注ぐような渇望感はなくなります。

 


 

実践的エネルギーワークは、直感力を高め、クリアリング(幼少期の感情を感じなおす)に取り組むことでエネルギーをクリアにして、よりよい現実を生きるためのメソッドです。

実践的エネルギーワークとは

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