初めての神秘体験は大分県耶馬溪で運転しているときのことでした。
聴いていたBob Marleyの音楽の音の一粒一粒がエネルギーの塊になってスピーカーから溢れだし、そのエネルギーの塊が私をまるごと包んで、宇宙に飛び、、、というか宇宙と一体化して世界のすべてを知りました。
自分が考えていること、みている世界がいかに限定的でちっぽけか、「本当はこうなっているんだ。」ということを。
肉体を離れてエネルギーだけの世界を体験したわけですが、現実に戻ってきてそれを友人に説明しようとしても言葉というツールではどうしても表現できないのです。あの鮮烈な感覚は今も残っているのですが。地球には地球の掟があって、ここで違う次元のものを扱うのがそもそも無理なんだと思います。
その後も何度か神秘体験をして自分で意図してあちら側にいくこともできるようになったのですが、あえてそこに行こうとは今は思いません。むしろ逆です。
神秘的な体験は一時的に娑婆の世界のいろいろがすべてなくなるので心地いいし「こっちが本当だ。」という感覚もあるのですが、「じゃあ今ここで肉体をもって生きている意味とは?」と思うのです。
何か意味があって必然的に不思議な体験をするのはいいと思いますが、現実をしっかり生きられている人はそんなにしょっちゅう宇宙に飛ばないものです。今が幸せだったら飛ぶ必要がないですしね。(なんだかドラッグみたいですね……でも本当にドラッグのように現実逃避のためにスピリチュアルに依存している人は多いと思います。)
あちら側に片足を突っ込むと、すごく楽です。ですが学びからは遠ざかりますから本当の意味での幸せも遠のきます。両足を突っ込んだら、おそらく死んでしまいます。エネルギーだけになる=肉体は必要ないので、そこを本気で追求したらそうなるでしょう。
最近よくヨガのレッスン(余談ですが私のヨガの先生は体としっかり向き合いたい方にはすごくおすすめです!)で宇宙と一体化する感覚をふわっと感じます。
目の前にある物質的なものがすべて意味をなさなくなり、クリアな完全な状態を思いだす・・・のは確かに素敵な感覚なのですが「ここに留まるのは違う。」といつも思います。
私の居場所はそこじゃない。この不完全な場所で不完全な自分として、いろんなことを体験して学ぶことを私は求めている。そう感じるたびにこの世界の一つ一つがとても愛おしくて胸がいっぱいになるんです。
開催予定:
上級者クラス 5月9日(日)14日(金) 6月11日(金)13日(日)
レベル1クラス 5月18日(火)25日(火)
レベル6クラス 5月27日(木)
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