【中級者〜上級者向け】クリアリングの壁① 感じられない

クリアリングについて、最近のクラスなどで感じたことを書きます。中級〜上級者向けです。

とくにエネルギーワークをはじめて1年以内の人に多いのは「感じることがわからない」「感じられない」という課題。

クラスやセッションのときは感じることができても、いざ自力でクリアリングとなると迷子になってしまう感じです。

エネルギーワークの「感じる」は、一般的な「感じる」とはまったく違います。見方によっては同じとも言えますが、自分の感情問題を感じることは、ちょっとした第六感や、感性、日常で感じる喜怒哀楽とは次元が違います。人生の殆どを共に生きてきたエネルギーと向き合ってクリアにすることは、簡単ではありません。私達一人一人の人生や命に重みがあるように、感情問題にも重みがあります。パッと感じて消せるような軽い感情ではないのです。

自分のアイデンティティや存在に影響のないことなら、感じることは難しくありません。クリアリングで感じるのが難しい原因の一つは、それが自分の存在に関わることだから。感情問題が自分の人生を難しくしているから、それをクリアにするために感情問題と向き合うわけですが、そのときは感情問題も自分の一部になっているので、それを感じたら自分を強く否定するような気持ちになる、感じたら「自分に問題がある」と認識してしまう(認識しなくても事実は事実なんですけどね…本当に問題がないのなら、そもそもクリアリングに取り組もうとはしないはずです。)、などです。

もう一つは、幼少期に感じた感情があまりに強烈で、これ以上感じたくない!と、感じるシャッターを自分で閉じているからです。すごく傷ついた、ショックだった、惨めだった、受けとめきれなかった、など。感じたら自分が崩れてしまうから、感じないことが生存戦略のようになっているのです。幼少期や若い頃は、そうするしかなかったのかもしれません。ですが大人になって、自分の生きづらさの原因がそこにあると自覚できたなら、もう感じる準備ができている、むしろ感じたい、クリアにしたいということです。

このような無意識の抵抗が、感じることを阻んでいます。自分の中にいる天使と悪魔みたいなものです。感じることもできる、感じないこともできる。どちらを選ぶかは自分次第です。

クリアリングを進めるにあたり重要なのは、初心を思いだすことです。初心とは、直感。本当は自分はどうなりたいのか。どう変わりたいのか。どんな人生を生きたいのか。なぜエネルギーワークをはじめたのか。この軸がブレてしまうと、クリアリングが単なる自己嫌悪の苦行になってしまいます。もっといい自分になるために、もっといい人生を生きるために、感情問題を自覚してクリアにするのがクリアリングです。

もう一つ大事なのは、変われると信じること。ツイッターなどでこの7~8年の私の人生の動きを知っている人はよくわかると思うのですが、クリアリングを重ねることで、本当に生まれ変わったみたいに軽やかに生きられるようになります。

私が初めてクリアリングをしたときのモチベーションの一つは、一緒に学んでいた人がクリアリングで劇的に変わったのを目の当たりにしたことです。あまり深く考えず、好奇心だけでクラスに参加していたのですが、彼女が初めてクリアリングができたときの変わりようが本当に凄まじく、「えっ、クリアリングってこんなに変わるの?知らなかった・・・私もちょっとまじめにやってみよう。」と思ったのを今も鮮明に覚えています。家族関係、親子関係だけでなく世界の見え方も感じ方も変わり、さらにサイキック能力も上がる、、、何より、クリアになった彼女が本当に眩しくて素敵だったのです。

クリアリングは、自分を信じて取り組めば、必ずできるようになります。ただし、向き合う覚悟と根気は必要です。粘り強く、初心を忘れず、返事のないドアを何度もノックするしかありません。あの手この手で、自分なりに頑張ることでエネルギー体力が上がってきます。前に進もうとすることをやめなければ、見えない力も不思議とサポートしてくれるものです。とは言っても自分ひとりでは掘り下げきれないときもあると思いますし、効率も悪いです。必要だと感じたらクラスやセッションを活用してくださいね。

 

 

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