某炎上 / 信田さよ子さん / エネルギーワークに向いている人

少し前にTwitterで某写真家の方の人生相談の記事が炎上していた。

通常あまりタイムラインを追わないので全体的にうっすらとしか知らないのだが、その写真家の方は以前にも似たような内容で炎上していて(暴力や虐待についての考え方が一般的な感覚とズレている…という感じだったと思う、多分)、それを機に臨床心理士の信田さよ子さんのところに勉強にいって、それが対談になっているのをみつけた。( 現在のDV問題について、カウンセラーの信田さよ子さんに伺いました )

私が信田先生の原宿カウンセリングセンターに通っていたのは2012年〜2013年。暴力や虐待について勉強する講座や、毎週金曜夜のグループカウンセリングでいろいろと勉強させてもらった。

先生はふわっと柔らかな声でお話しされるのだが、話の内容が抜群に面白くパンチがきいていて、見た目も中身もファンキーでエネルギッシュなかっこいい大人の女性という印象。

どういう流れだったか忘れたが「私なんて女装した男性みたいなものですよ。」と言っていたのを覚えている。この言いまわしをふと思い出したときに使わせてもらっているのだが、今のところオランダ人も含め100%笑いがとれている。私がいかにもそういうタイプだからツボにハマるかもしれない(笑)

当時30歳位だった私は仕事もプライベートも行き詰まっていて、さらに震災と原発事故の影響もあって混乱していた。どうにかして人生を変えたい、人生を立て直したいと思って初めて見つけた場所が原宿カウンセリングセンターだった。

他の参加者の方から「こういう場所、初めてなの?強運だね。いろんなところを回って大変な思いをして、やっとここに行き着いてる人ばかりだよ。」と言われた。今思えば参加者の方も個性的な人ばかりで、小説やドラマをはるかに超えるような興味深い話をたくさん聴かせてもらった。

こんな場所が世界にあったのか!と、目から鱗の連続で、ここが間違いなく人生のターニングポイントの一つだったと思う。

でも、私はここで満足できなかった。とても楽しくて刺激的だったのだが何かがしっくりこなかった。腑に落ちてすっきりするものの現実が変わることはなく、堂々めぐりしているような感覚があった。

その後いろいろあってエネルギーワークと出会い「これだ!」という直感のまま突き進んで今に至るのだが、先日の対談の記事を読んで、私があのとき満足できなかった理由がわかったような気がする。こういうのは好みの問題で、その人が何を求めているかの違いだと思うけれど、じゃあ私にとっては何がどう違ったのか?ということが。

あくまで当時の私の印象では、信田先生は被害者 / 加害者を明確に分けていた。なので「自分は被害者だった」「あの人は加害者だ」「自分は悪くなかった」などを自覚したい人には合っていると思う。

しかし私はそこで「やっぱり私は悪くない!」と被害者モード全開になり、さらに恨みつらみの世界で生きるようになり、そんな自分に嫌気がさした。これは個人の資質や人間性によるのかなと思う。(元々私は器小さめエゴ多めなんです。もちろん今は違いますが、共感してもらうと調子にのって依存するタイプでした。。。)

また非常に論理的で(エネルギーワークの言葉でいうと思考ベース)、直感型&勉強が苦手な私は理解が追いつかなかった部分もある。ある程度は理解できても納得はできなかったともいえる。

エネルギーワークは「人は被害者になった瞬間に加害者になる」という考え方をするし、「あなたは悪くない(=親が悪い)」というよりも「あなたの問題はあなたのエネルギーの問題」という切り口から物事をみる。かぎりなく感覚100%の世界なので論理的ではないし、クリアリングは修行みたいなもので1ミリも楽しくない!(笑)。ただし現実は確実に変わる。結局は自分が何を求めるかだ。

約10年前。私は私なりに悩んでいたのだが、心の傷を癒したい安心したいという気持ちはあまりなく、もっといい人生を生きたい!もっと幸せを感じたい!できるはず。という前のめりな気持ちのほうが強かった。私みたいな人にはエネルギーワークは合うと思う。


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