介入 / なんとかしてあげたい、自分なら出来る

少し前に気づいた介入のエネルギーについて書きます。自分の話です。

介入とは、誰かを心配したり、なんとかしてあげたいと思ったりする気持ちが相手へのコントロールになっている状態です。

本人も相手側もこれを思いやりや優しさと混同してしまうことが多々あると思います。

２ヶ月くらい前、去年の夏からお世話になっている英語の先生から、”Sayo, I am very sorry. I’ve had to cancel our lessons for the rest of this week. There has been a traumatic death in my family and I need some time to grieve.” というような連絡がありました。

身内の不幸があって、しばらくレッスンが出来ないとのこと。少しやりとりをしたのですが精神的なダメージはとても大きかったようで、悲しみとショックのエネルギーがこちらに伝わってきました。その後、一度は復帰しようとしたもののやっぱり出来ないということで１ヶ月以上お休みをされていました。

先生と生徒という関係ではありますが、1日1時間×週5日のレッスンを半年以上も続けていたので、ある意味もう生活の一部になっていました。エネルギーの相性も合っていたと思いますし、会話そのものが楽しかったです。

なので、先生が大変そうな様子を感じるたびに心が痛くて、なんでこんなにひどいことが起こるんだろう？人生って何なんだろう？と、エネルギーの法則もすっ飛ばしてやりきれない気持ちになっていました。感情移入していたと思います。

数週間前に先生は復帰したのですが、久しぶりのレッスンのときは「どうしよう！？何を話せばいいんだろう？」と勝手に身構えました。少し考えて、調子はどう？と軽く聞いて、あとは普通に接する以外できないなぁと思い、とにかく普通にすることにしたのですが、結果的にそれでよかったと思っています。

という話なのですが、今回「これは介入だな。私、変なエネルギーが出てるな…」と感じたことが多々ありました。なんとかしてあげたい、助けてあげたいと思ってしまうのです。

状況にもよりますが、実際にできることがなく、そもそも相手から助けを求められてもいないのなら余計なお世話でしかありません。なんとかしてあげたいと思う気持ちの裏には「自分ならなんとかできる」と思いこんでいる傲慢さや自己陶酔ベースのコントロールがあります。

今回は早い段階で介入に気づけたので相手への信頼とリスペクトを持ち直せたのですが、若い頃はそのまま介入して相手の領域に土足で踏み込んで、自分は正しいことをしているつもりでいました。相手からしたら的外れだったと思いますし「この人は自分の気持ちを全然わかってないな。」と傷つけたかもしれません。相手に寄り添っているように見せかけて、自分のドラマやエゴを押しつける。それが介入です。

開催予定：

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2021年5月8日(土)13時～15時 (日本時間) オンラインにて開催します。

料金は1万円(税込)です。残席3です。

【エネルギーの基本を学ぶクラス】

・エネルギーの伝染

・エネルギーの境界線

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