【ご質問】「依存しない」ってどういうことですか?

誰かに依存せず生きていくなんて無理だと思うんですけど・・・と、ご相談をいただいたことがあります。

エネルギーベースでみれば、依存せず生きていくことはできますし、依存しないほうが楽に生きられます。

依存しないって、誰にも助けてもらわず孤独に頑張ることではありません。人はひとりでは生きられません。人に助けてもらうのが苦手な人は、依存心が強い人です。依存心が強いから、人に頼ることが妙に重くなるのです。困ったときに助け合うのは当たり前のことです。反対に、人に頼ることが当たり前で感謝のない人、人に頼られるのが嫌な人も依存の問題があります。

人によって感情問題の出方は違いますが、共通しているのはバランスの悪さです。依存心があると、人に頼りすぎたり、頼らなさすぎたり、頼られすぎたり、、、(早口言葉みたいですね💧)アンバランスで、自分も周りも何かと疲れるのです。

 

依存していないって、どういう状態なのか。簡単で言えば、「自分のことは自分で」「自分に起こった問題は自分で解決」ということです。

人と関わっていると、自分の思いどおりにいかなかったり、ガッカリしたりすることもあります。そういうとき、相手のせいにしたり相手に何かを求めるのではなく、自分で対処すること、そういう発想が自然とできることです。例えば、相手の行動や言動が自分にとって失礼だったら、「この人ってこういうところがあるんだな。私はこういうのは嫌だから、伝えよう。」とか、言っても伝わらないなら、そういう状況にならないように調整するとか、どうしようもないなら付き合いを控えるとか。

 

自分にとって不愉快な状況を、自分で回避することです。嫌だと思いながらも何もせずモヤモヤしつづけるのは、自分の責任です。そういう人間関係を自分が選択しているのです。嫌なら関わりをやめればいいだけ。(※こういうとき、「相手が悪かった」という結論を出して関わりをやめると、相手を変えて同じ学びを繰り返します。「なぜ私はあの人と関わったのだろう?」と自分にベクトルを向けることが重要です。)

嫌だけど関わりをやめるほどでもないのなら嫌な部分を割りきって受け入れるか、対処法を工夫すればいいだけです。

 

自分の人間関係は、自分でコントロールできます。モヤモヤしながらも付き合いをつづける人は、実は自分のメリットのために関わっているのです。自分に自信がなくて嫌われるのがこわいとか、嫌だと言いながらも頼られることで自分の存在価値があるような気がするとか、誰かに必要とされたいとか。

自分が発したものが自分に返ってくるのがエネルギーの法則です。自分のメリットのために人と関わると、相手も相手のメリットのために関わってきます。これがまさに依存の関係です。

 

自分の幸せや存在価値を人に委ねるのも依存です。何かをしてもらったら幸せとか、何かをしてくれないから不満とか、相手の反応次第で気分が変わるとか。もちろん、人に嫌な対応をされたら嫌な気分になるものですが、そういう状況を自分で回避する、そういうことがあったら自分で自分を回復させる、自分の機嫌は自分でとる、自分の人生を自分で管理する心構えがあれば、変な人は寄ってこないものです。

人は似たエネルギーの人どうしで引き寄せあっています。日常でモヤモヤすることが多いのなら、そのエネルギーを自分が発しているということです。

昔、当時のパートナーと出かけているとき、どの道で行くか意見が合わず、相手に合わせたことがあります。その道が間違っていて「やっぱり私が正しかった!(怒)」と、ものすごくイライラしたことがあるのですが、相手への愛があれば間違いも愛しく思えたかもしれないし、相手の立場に立って相手の気持ちを考えればそこまでイライラしなかったかもしれません。相手に合わせたのも自分、その人をパートナーとして選んだのも自分、相手への愛がないのは自分の問題です。自分の問題は自分で解決するしかありません。こういう考え方が普通にできる人は、どんなときでも相手に翻弄されることなく自分のコントロールを自分で持つことができています。依存のない状態です。

「依存していない=自分のコントロールを自分が持てている」とは、すべてが思いどおりになることではなく、思いどおりにならない現実があっても自分で対処して自分で解決できる、自分でなんとかできる!と自分を信頼している状態です。

 

誰かが困っていたら、自分ができる範囲で助ける。自分ができないことは引き受けない。 できないことを引き受けてしまったら、真摯に事情を説明して断ることです。断りづらいときに曖昧に誤魔化すと、後々もっとややこしくなります。

自分が助けが必要なときは助けを求める。助けてもらったら感謝する。過剰な感謝、または感謝のなさも依存の強い人の傾向です。誰かに助けを求めても助けてもらえない・・・というときは、実は自分ができることを依存心で人に求めているときです。

相手がどんどん依存してくるのも、自分に依存の問題があるからです。相手の依存を受け入れることは、相手のためになりません。いい関係を築くために、相手の自立と成長のために、必要なときには厳しく接することが本当の優しさです。