クリアリングメモ。
今日、自転車に乗っているとき「わからなかった。」という声が聞こえた。その言葉のエネルギーが、風のように私の中に入ってくる。そこにはいくつもの層がある。そうだ、母はずっとわからなかったのだ、何かを明確にやりたかったのではなく、何がやりたいのかわからなかった。わからなくなっていた。生き方がわからない、生きる意味がわからない、自分が生きたいのかどうなのかが、わからない。その「わからなさ」の中に私もいた。とても悲しい気持ちになった。それは私ではなく母の悲しみだ。
クリアリングで残っていた火種が消えつつある。ズレていた骨が元の位置に戻り、滞っていた血が流れだして筋肉や細胞が再生していくよう。
相手をコントロールしたくなる気持ち。
ありのままの相手を受け入れることは、自分が相手に感じたことをそのまま受け入れること。どんなことでも、感じたことは感じたこと。自分が感じたことを否定して、相手をコントロールすることで辻褄を合わせようとした。
自分が感じたことを否定した。なぜだろう。何がしたかったのだろう？軸を(男に)委ねて、何が得られると思ったのだろう？何が埋まるとおもったのだろう？何が足りなかったのだろう？なんで、何もかもわからない世界にいたのだろう？あの悲しみのはじまりは。
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