「親の世界を生きている・親の軸で生きている」を紐解く

私の地元。昔は地味でダサくて恥ずかしいと思っていたけど、今は地元がいとおしい。

今回の一時帰国では実家に1ヶ月ほど滞在しました。決して広くない家で家族4人、1ヶ月、揉め事もなく平和に暮らせるなんて!エネルギーワークをはじめる前は感情問題でぐちゃぐちゃで、親との関係で猛烈に消耗していたことを思うと本当に感慨深いです。

無理に合わせることもなく、お互いに感じたことを伝えあって、もちろん考え方が違うところは多々ありますが(笑)、お互いを思う気持ちがあれば意見が違っても問題にはならないのだなと実感しています。どの人間関係でも大切なのは思いやりや尊重であって、思想を統一することではないですしね。

以前の私は些細なことで親にイラっとしたり、反論したり。次々に出てくる強い感情を抑えることができませんでした。そして、いかにも非の打ちどころのない「親が間違っていて、私が正しい理由」をいくつも持っていました。

思考の世界にいる人は、自分に都合よく現実の解釈を変えています。うまく理屈を繋ぎ合わせて、一見すると整ったように見えるけれど、何より大切な自分の感情が置いてきぼりになるので人生は苦しくなっていきます。

思考の世界を出てからの私は、以前のようにイラっとすることも、抑えきれないような強い感情が出てくることもありません。我慢したり諦めたりしているわけではありません。

エネルギーワークとクリアリングで、何がどう変わったのか。

一番のポイントは自分に軸が持てるようになったことです。

勘違いされやすいのですが、自分に軸を持つとは頑固に我を押し通すことではありません。軸を持っている人は、周囲との摩擦や反発とは対極のところにいます。自分を信頼しているからこそ、状況や相手にさらっと合わせるしなやかさがあるのです。

若い頃、「うちの親は絶対におかしい」と親以外の人達にまで主張していた私ですが、今は「うん、まあいいんじゃない?」という感じです。自分の人生を生きるようになって、親への執着や介入がなくなったのだと思います。

自分に軸が持てないとは、まだ親の軸で生きている、まだ親の世界を生きているということです。

軸がない、軸がブレやすい=親の軸で生きていると言われてピンとこない人もいるかもしれません。ですがエネルギーを辿っていくと必ずそうなっています。誰もが生まれたときは自分の軸を持っているのです。人生の早い段階で親に軸を明け渡したから、自分の軸がわからなくなっているだけです。

よく考えたらどうでもいいことなのに「xxすべき」という思い込みから逃れられずにいる、という話をよく聞きます。こういう思い込みは、親の軸で生きているから起こります。「xxすべき」が自分の声だったら、自分で止めることができます。親の声は自分で止めることができないのです。エネルギー世界に深く潜って、何がどうなっているかを紐解いて、自分が納得しなければなりません。

親の軸で生きている人の感情が乱れるのは、自分が納得していないからです。当たり前ですよね、「自分の人生を、親の軸で生きている」なんて、あまりにも不自然です。

ここで注意したいのが、親の軸で生きている自分に気づいたとき「今まで頑張ってきた自分を労ってあげる」「xxすべきはもう手放していいんだよ、と自分に言ってあげる」など、表面だけを優しくなぞって終わらせようとすることです。一時的に心は落ち着くかもしれませんが、感情はもっと深いところにあります。深いところで納得するまで、不完全燃焼の感情は学びをつくり続けます。


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