誰もが自分のエネルギーに見合った場所にいる。

ハードロックダウン中のハーグの街。空きテナントが目立ちはじめています。

今日は「誰もが自分のエネルギーレベルに見合った場所にいる」ことについて書きます。

クラスやセッションで悩みを掘り下げていくと、自分ではなく他人や環境が悪いという話になる人が時々います。エネルギーの法則を自分ではなく他人に当てはめて「あの人やっぱり変ですよね。間違ってますよね?」という結論をだそうとするのです。

もちろん誰も完璧ではないし、誰にでもエネルギーの問題はあります。ですが、エネルギーワークの大前提は「自分のエネルギーが自分の現実をつくる」です。そのエネルギーワークを自分が学んでいるのですから、自分のエネルギーを整える以外のことをする必要はありません。他の人に矛先を向けてしまうこともまた自分の問題です。他人の感情問題を自分がクリアにすることはできません。

先日ふと思いだしたのですが、私は「暴力のない職場」を経験したことがありません。学生の頃のアルバイトも含め、4つの会社で合計20年ほど働きましたがもれなく暴力がありました。でもおそらく日本には暴力のない職場もあるはず。いや、むしろそういう職場が一般的なのでしょうか?とくに昨今は。いずれにしても「自分が大切に扱われない場所」を私が無意識に選んでいたのだと思います。

「自分は大切に扱われない」という前提をもっていて、そのエネルギーに慣れ親しんでいたからこそ自らそういう場所を引き寄せたのです。たくさんストレスを感じたし、ダメージもあったし、なんでいつも私は大変な場所にいるの?と思っていたけれど、そこで学ばなければならないことがあったのです。そんなつもりはなかったけれど、深いところでは私自身がその経験をして学ぶことを強く求めていたのです。「本当にこの前提で合っているの?」「私は本当は大切に扱われるべきじゃないの?」という、幼少期の魂の叫びのような感情が根底にあったのです。

そしてもう一つ興味深かったのは、ハラスメントの全部盛り+特盛りみたいな職場でも、なぜか影響を受けずしなやかに生きている人がいたことです。なぜか怒られない。なぜか殴られない。彼らの共通点は自分の軸をしっかり持っていて、それを絶対に人に譲らないことでした。変に反発することなく、ごく当たり前に、さらっと自然に相手と関わるのです。相手が拳を振り上げても全く動揺せず「殴ったら訴えますよ。」と返せるのです。相手に翻弄されないのです。自分に軸がある=相手のエネルギーと自分のエネルギーの境界線があるということです。

暴力に限らず、こういうことは実はよくあります。自分のいる環境や状況がよくなくても、自分のエネルギーが平和であれば平和な現実を生きられるのです。結局は誰もが自分のエネルギーに見合った現実を生きているだけということです。

今、世界が大きく変わり、いろんな意味で苦しい状況にいる人が増えていると思います。この状況でどうすればいいの?と解決策が見つからない人がいると思います。そういう人には、今自分が見ている世界は自分のエネルギーがつくりだしている(かもしれない…)という視点で物事をみることをおすすめします。

「無理に決まってる。」「どうせ誰も助けてくれない。」「自分は運が悪い。」などの前提があると、それに見合った現実を生きることになります。ほんとうは解決策があるのに見落としているだけかもしれません。

昔、心理学の授業で「大手製薬会社が新薬をつくると、患者が激増する。」という現象について学んだことがあります。つまり「こういう症状がありますか?あなたは病気です。そんなときはこの薬を飲んで云々」と大体的にポップに宣伝すると、それまでちょっと不調かも?くらいだった人々が次々と完全な患者(!?)になり、流行のような感じで薬がよく売れるという話です。「病気です。」という前提にすっぽりハマると本当に病気になってしまう・・・というのは極端に思えるかもしれませんが、エネルギーの法則からみると非常に納得できる話です。


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