今夜は雨音がとても激しいです。
オランダは、天気のいい日がとても少ない国。
エネルギーワークをはじめてから体が冷えにくくなり、暗く長い冬にも慣れたので問題は感じませんが、人によっては大変だろうなと思います。
数年前までは寒さが苦手で、冬は1秒も外にいたくない、冷気に恐怖すら感じるくらいだったのですが、今では冷たい風にさらされる刺激で体が温まるというか、冬の空気がとても心地いいです。今年は暖冬なので、自転車に乗るときも手袋をつかわないまま春になりそう。
心と体はつながっていると言いますが、この数年間のクリアリングの積み重ねでネガティブな感情が減り、それまで感じずに流していた感情を細かくキャッチできるようになったことで体質も変わったのだと思っています。
体の冷えは、ざっくりみると性的エネルギーの滞り(=アイデンティティの欠如)が原因であることが多いです。
昨日の記事のつづきです。
同じ親から生まれて、同じ家で育った兄弟でも、性格や人生の課題はちがいます。多少重なっている部分はあるかもしれませんが。
幼少期の一つのシーンの中にこどもが複数いたとしても、親から感情問題(ネガティブなエネルギー)を貰う子と貰わない子がいます。
違いは何なのか。
簡単に言えば、その子の感情が強く揺さぶられたかどうか、です。
お母さんが悲しんでいる。すごくかわいそう、と一緒に悲しんで、同情する。
お父さんが怒っている。理不尽で悔しい。絶対あんなふうにはなりたくない。
あくまで例ですが、強い共感、同情、抵抗、反発などがあると、親のエネルギーを吸収します。
本来の自分の感情が親の感情に支配され、のっとられるようなイメージです。
そうなると、その件に関して本当は自分がどう感じていたかがわからなくなってしまいます。
その親の感情が自分の感情だと思い込んで人生を生きていくので、現実で問題が起こります。
以前、こんなご相談がありました。
「3歳のとき、父が浮気していることがわかって。その日のことは鮮明に覚えています。すごく悔しくて悲しくて、、、それで今も男の人って信用できないんです。」
当時3歳だった彼女が、父親の浮気という現実をどう理解したのかはわかりません。ですが、その感情は実は3歳の自分の感情ではなく、そのシーンのお母様の感情を自分の感情のように感じたものだったのです。
「私のお父さんはこういう人」という理解が、実は母親のフィルターを通してみた父親であることは非常に多いです。
もし父親が夫として駄目な人(と妻が感じている)でも、こどもにとって父親として駄目かどうかは、まったく別の話。
こどもが自分が本当に感じたことではなくお母さん(お父さん)の感情を採用してしまうと、親のエネルギーを貰います。
3月に、初めての方向けのクラス・レベル1を開催します。くわしくはこちらにて。