孤独感のエネルギーを持っている人の傾向

この1年、環境が変わって以前より孤独を感じるようになった人は多いと思います。逆に一人の時間が減った人もいると思いますが、全体的にみれば人との関わりが激減した人が多いのではないでしょうか。

孤独感を感じるか感じないか、どれくらい感じるのかは、その人の生まれ持った性質にもよります。

まったく同じ状況にいても孤独を感じやすい人と感じにくい人がいます。私にはこどもが二人いるのですが、同じ親から生まれたのに性格は面白いくらい正反対です。上の子は一人でじっくりと何かをするのが好きですが、下の子は友達と一緒に遊ぶのが何より大好きです。

孤独感のエネルギーは、こういう元々の性質の違いとは別の次元にあります。

ひどい孤独感に悩まされていたけれど、クリアリングしたら自分はむしろ孤独な状況に強いほうだった、一般的には孤独といわれる環境が自分には快適だと気づいたという人もいます。

私達はつい現実的な状況から物事を判断しがちですが、エネルギーをみていくと現実と感情がリンクしていないことも少なくありません。

にぎやかに忙しく暮らしている人が深い孤独を抱えていたり、一人で寂しそうに見える人が愛と豊かさに満たされていたりします。これは孤独感のエネルギーをもっているかいないかの違いです。

孤独感のエネルギーをもっている人は常に孤独感ありきの世界を生きています。

例えば幸せを感じるときに「今、孤独じゃない」「私は孤独じゃない」と思うなど、孤独かどうかが一つの基準になっているのです。

孤独感のエネルギーが物理的に孤独な状況をつくりだすこともあります。いずれにしても「やっぱり私は孤独なんだ」という結論にいきつきます。

感情問題のパターンは人によって様々ですが、孤独感のエネルギーを持っている人に共通する傾向をご紹介します。

1、「こうあるべき」というジャッジをもっている。

パートナーの有無、こどもの有無、生活スタイルなど、メディアで「これが幸せな生き方」と言われているものなどに自分を当てはめている。「自分がどう感じるか」ではなく、人からどう見えるか、どう思われるかが自分の基準になっている。または、その基準に該当することが幸せだと思っている。

2、人に求める気持ちが強い。

自分が相手に何かを与えたい気持ちが少なく、「何かをしてほしい」「何かを得たい」という気持ちが多い。人に何かを求めるのは、自分の中に欠如を感じるから。欠如を埋めることに必死になっていると相手の気持ちを感じることができないので、関わりが一方的になる。

3、人との関わりを諦めている。

どうせ誰にもわかってもらえない、どうせ嫌われるなど、誰かと関わる前に結論をだしている。自分の中で答えが決まっているので、仮に誰かと関わっても自分の世界にとどまっている状態。こういう人も根底には人に求める気持ちがある。

 

これらはすべて親から貰うエネルギーの一例です。親から貰っているとはいえ、すでに自分の一部になっているので細かく理解して紐解くのは簡単ではありませんが、「本当はこういう人生を生きたい」という思いがあるのなら、それが道しるべになります。

孤独感のエネルギーが肉体の症状としてでる場合、いちばん多いのは心臓です。直感力がついてくると病気になる前の段階の小さな症状に気づくようになります。そういうときは「これは何の痛み?」「これはどういう感情?」と自問して、出どころを探ってください。家系的な傾向と照らし合わせてみるのもクリアリングのヒントになります。

 


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