現実の問題や悩みの原因について、あなたはどう解釈しますか?
「私の両親はいろいろと問題の多い人で、彼らも余裕がなかったんだと思います。それで、私はあまり親から関心をもらえていなくて、、、だから、孤独感や寂しさが今も消えないんです。愛されたい気持ちが強すぎて、結果的にうまくいかなくなるんです。」
こういう解釈は、わりとよく聞きます。ですが、これでは根本的な解決にはなりません。
何もしないよりは、あるいは一時的には少し楽になるかもしれませんが、これだけで感情が消えることはありません。
その感情は、いつ、誰から、どのように自分の感情になったのか、何がどうなっているのか、深いところで完全に腑に落ちなければ私達は納得することができないのです。
感情の問題を理屈で解決することはできません。
例えば、ものすごく理不尽な意地悪をされて、深く傷ついてショックを受けたとき、「AでBでCだからあなたに意地悪したんだよ。だから仕方なかったの。」と言われても、ネガティブな感情は消えないはずです。
どんなに筋の通った理屈よりも「ごめんなさい。あなたをそんな嫌な気持ちにさせたなんて」と、自分の感情を相手が感じてくれたほうが、まだ救いになるはずです。
感情の問題は、その感情を感じて理解することでしか消えないのです。
人間のなかで最もエネルギーがクリアなのは、赤ちゃんです。赤ちゃんは、直感100%。
劣等感に悩んだり、お金の心配をしたり、将来を悲観したりする赤ちゃんは存在しません。
人生の課題となるエネルギー(ネガティブな感情)を、私達は幼少期に親から貰っています。
感情をクリアにするにあたり、いちばん重要なのは3歳〜6歳頃のシーンです。
胎児のときや、もっと小さな頃、または小学生以降に感情を貰うこともありますが、多くの感情が自分に根づくのは3歳から6歳頃です。
この年頃のこどもは、感受性がとても高く、とくに親の感情に非常に敏感です。
親が笑顔だと嬉しくなったり、親が落ちこんでいると暗い気持ちになったりします。
親の感情を、まるで自分の感情のようにダイレクトに感じるのです。
そこまではいいのですが、その親の感情を、自分の感情として解釈します。
そして、その感情や価値観を自分のものにして生きていきます。これが「親からエネルギーを貰う」ということです。
同じ親から生まれた兄弟でも、双子でも、その子によって人生の課題や親から貰う感情は違います。
それについては、またいずれ書きます!
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