嫉妬心

 

最近のクリアリングで発見したことをいくつか。

もちろん嫉妬心というものを知ってはいたけれど、自分の中にある感情がそれだとは気づいていなかった。きゅっと苦しく、胸が痛むような気持ち。それが嫉妬心だとわかったら、「これが・・・」と妙に驚き、感動し、すっきりした。少なくとも私の体感としては、一般的な嫉妬心のイメージのようにどろどろと重苦しいものではなかった。不思議なことに。どちらかといえば、危機感に近い。

嫉妬心を掘り下げていってもう一つ気づいたのは、嫉妬心とは相手ではなく自分にベクトルが向いている感情であること。きれいごとっぽいんだけど、誰に対して嫉妬心を?というのが意外と定まらない。もちろん、ほんのいっときは対象となる相手がいる。でも、それでも感情としてはぼやけている。ストラクチャーがない。相手を憎むというほどでもない。嫉妬心というエネルギーが先にあり、それを感じるための対象の相手は誰でもいいのだと思う。

とにかく、ベクトルが自分に向き過ぎている。そこには、何もかも自分の思い通りにしたい、なんでこっちを尊重しねーんだよ馬鹿やろう、という思いがあり、その思いを感じるために相手を変え状況を変えドラマをつくる。本当にそれを言いたかった相手は親である。が、そもそもその親がそのエネルギーを持っていて、親自身が自分にベクトルが向き過ぎているから、こどもの気持ちに合わせて尊重するなんて、絶対に出来ない。なんていうんだっけ、こういうの?

私は、親の世界に一ミリも存在していなかった。親の世界には親しかいないから。他の人が入る隙間はないから。ここを私はわかっていなかった。私はある程度は存在し、尊重されていると思っていた。だから、何もかもがちぐはぐになっていた。

そうか!最初から私の入る余地はなかったんだ、そう思ったら、いろんなことが腑に落ちてきた。

例えば、元パートナーの件。

私は親(とくに父親)にしっかり愛されて育ったはずなのに、何故こういうことになるんだろう?なんでこいつはこんなに薄情なことができるんだろう?こどもには絶対につらい思いをさせたくないのに、と思うことが多かった。(ごめんなさい、自分のことは棚に上げます。)

パートナーシップの問題が起こるたびに、これは私の出会ったことのない感情、状況、出来事だと思っていた。けど何のことはない、この度のクリアリングで完全に一致した。今まで私が自分の親や親と自分の関係をちゃんと理解していなかっただけだった。やっぱり現実が正しい。どんなに誤魔化しても、気づかずにいても、現実が私達のエネルギーをそのまま映し出してくれる。

補足。自分にベクトルが100%向いている親でも、その親なりの愛は貰ったと思う。エネルギーワークでいうところの愛ではないけれども、、、

無味無臭、殺風景、空き家に風が吹き抜けるような、まったく素晴らしくないもの。それを愛だと親が思い込んでいた。私も。そこからエネルギーの捻れが始まった。でも、得体のしれない、嘘っぽい、パサパサに乾燥した何かは確かにあった。少なくともそれを私は幼少期から感じ、ずっと慣れ親しんできた。謎の脚色&演出も含めて。私達はそれを頼りに、家族や人間関係、そして自分自身を保ってきた。人間とはすごいものだなと改めて思う。こんな大きな勘違いや歪みがあっても、自分で軌道修正できるのだから。

 

 

 

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